ハンドベルの楽譜

ハンドベルの楽譜は見た目はピアノ用の楽譜とよく似ています。多人数で演奏しますが基本的に全ての音が書かれた楽譜を使用し、パート譜面は用意しません。できない、の方が正解かもしれません。特徴をあえて書いてみるとこんな感じになると思います。

ほかに、一つの楽器でいくつでも和音を重ねられるので、曲によっては和音を積み上げすぎて小節内が真っ黒に近くなることもあることがときどき挙げられますが、楽譜としての特徴ではなく作曲者の趣味かセンスの問題だと思います。人間は機械じゃないので、読みにくい楽譜は読みにくいですし、演奏したくないものです。ハンドベルの楽譜は、盤面が美しい楽譜のレベルにはまだまだ到達していないということではないかと思います。

目次

楽譜の特徴

すごくかわった楽譜を用いるわけではありません。逆に普通すぎて驚かれることの方が多いです。見た目はピアノ譜にちょこちょこっと足した程度ですので。

アサイメント表

アサイメント表とは、その曲で使うベルを一覧にしたものです。下に例を示しますが、これは適当に作ったものでこんな曲があるのかどうかは知りません。

アサイメント表

指揮者、指導者などはこれを使って各演奏者が持つベルを割り振ります。演奏者は演奏する前、曲の準備の際にこれをみて使うベルを準備したり、並べ替えたりします。

左上に Handbells Used: 32, (42), (51)とあります。これは最低32個必要で、数を増やした分も楽譜に書いてあるよ、という意味です。おおざっぱにいえば3オクターブ、4オクターブ、5オクターブ用の楽譜が一つの楽譜に書かれていることを意味します。演奏者が演奏する際、あるいは覚える際に必要なところを読むことになります。

右上には optional と書かれています。これは、オクターブ数が少ない場合なくても演奏できるよ、という意味です。このアサイメント表では 6 オクターブの音域にわたって音が書かれていますが、6オクターブのベルのセットは日本国内にはようやく数十セットあるかないかです。

このアサイメント表が、通常楽譜の一ページ目の一番上に書かれています。また、Handbells Usedの各数は3Octave, 4Octave などと表記を変えて楽譜の表紙に書かれています。

指示記号

ハンドベルでは特殊な演奏法は数多くありますが、指示記号は他の楽器からの転用が多く、比較的簡単に覚えられるものと思います。実際の指示記号は数も多いのでハンドベルの演奏方法と指示記号をご覧ください。

段の分け方

ハンドベルでは、売られているセットの関係上、真ん中がドの音ではなく、ファとソを持つ人が中心となります。その関係で、一人二つずつベルを持っていくと ソラ|シド|レミ|ファソ|ラシ|ドレ|ミファ の|のところで人がわかれ、一オクターブごとに分かれ目がずれていきます。

段の分け目にだけ注目すると、真ん中のドレを持つ人は存在しません。ソラ|シド|レミと持つことになるため、一般的なピアノ譜など二段組の五線譜のように、真ん中がドとレで分かれていると非常に読みにくく、またピアノ譜のように上下両方にドの音が出てくるような書き方もまた読みにくいものになってしまいます。

そこでハンドベルの楽譜では一般的には真ん中のシドの音を常にヘ音記号の側に書くように作られています。音のつなぎがわかりにくくなる欠点はありますが、演奏してみればそれを大きく上回る利点があることもすぐにわかるでしょう。

楽譜の入手方法

ハンドベルの楽譜はいわゆる一般の楽譜に比べ、一般的に入手が難しいようです。楽器屋さんで売っていることはまれですし、多くの楽譜がアメリカからの輸入によって供給され照れいることも理由の一端と思われます。

楽譜の入手にあたっては著作権に十分気を配ってくださるようお願いいたします。

は大前提となります。もちろん法律だしコピーは著作権侵害の犯罪でもあるのはもちろんですが、ハンドベルは演奏者のコミュニティも小さいものですが、作曲者はもっともっと小さなコミュティです。そこでケチって作曲者の方を経済的に支援しないでいると、数年後には楽譜が手に入らなくなる可能性もはらんでいます。実際ここ20年でもアメリカの出版社がいくつもつぶれてしまっており、演奏者的にもなかなか深刻な問題です。チームでは必要経費として、教室などでは教材費として別に徴収することが多いのはそのためです。

聖文舎ハンドベル販売

聖文舎ハンドベル販売は、各ハンドベルメーカーの日本国内の輸入代理店であるだけではなく、ハンドベル用楽譜を常に輸入し、在庫もそろえている国内では唯一のハンドベルの楽譜販売会社です。キリスト教系の書店で有名な聖文舎とは別の会社です。

大変残念なことに、聖文舎はネットでの楽譜販売はされていません。旧態依然の体制であると同時に、ものすごく小さな会社なので、なかなか体制をかえられないようです。逆に旧態依然なので仲良くなればそれなりに対応はしてくれます。しかしそういうのを嫌う方もいらっしゃると思います。楽譜の注文は指定されたフォームを使い、 FAX で行うことになります。

聖文舎・ハンドベル楽譜のページから販売している楽譜の一覧をダウンロードできます。また、このページから注文用のフォーム(紙)をダウンロードできます。フォームをダウンロードし、印刷して、必要事項を書き込んで申し込んでください。時期によって期間は異なりますが、一週間程度で楽譜を入手できます。

東京にお住まいでしたら聖文舎を直接訪れれば楽譜を見せていただくこともできます。場所は聖文舎のページに住所が書いてありますがハンドベル連盟のサイトに地図があります。

ネットで購入する

ネットだけでカードで決済できたらかなり楽なのですが、残念ながら個人でやられている方がごく少数おられるだけで、ネットで購入する場合英語が基本の個人輸入になります。まあカードで買って輸送量が云々の話がすこし面倒なだけで、お金的に問題ないのであれば英語だけがハードルといえるでしょう。

英語が読めれば購入できるサイトはあれこれありますが、逆に読める方にはこんな紹介必要ないでしょうから、単純にリンクだけのせておきます。ここに紹介する以外では普通に出版社のサイトや、楽譜販売の大手サイトで購入できます。

日本国内でハンドベルの楽譜を販売している小さなところも一応挙げておきます。個人経営が多く、免責とか個人情報取り扱いとか考えると素人の方にお勧めはできないのですが、素人でない方からのツッコミをかわすために紹介しておきます。尚、ここで紹介するお店はいずれもネットで買える以外は聖文舎で扱っているものを二次販売、もしくは逆のところです。

ネットでダウンロードする

なんでも無料で手に入る代わりにクオリティが低いのがネット! のような認識も一部で浸透しつつありますが、残念ながらハンドベルの楽譜を無料で配布しているサイトはありません。ない、というのは正確ではなく、ずっと配布してくれているサイトは今のところありません。ずっと探していると時々現れる、という感じで、新たにできてもしばらくするとなくなってしまいます。買えば入手できるものなのでタダじゃないとイヤ!という要望にはお応えできません。買ってください。また、サイトを発見したらぜひお知らせください。

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